STEAL ED/カップリングレビュー

メイン成立カップリングは、
全て主人公と誰か、というもののみ。
攻略はそれほど難しくないです。
当時のプレイ日記から抜粋・加筆・修正しています。

■藤ヶ谷 慧ルート■
ポジション的には主人公の幼馴染というアドバンテージを引っ提げて、
紛うこと無きメインヒロイン(?)を張ってるんですが、
第一印象としては言動が痛々し過ぎて萌えるどころじゃない。
そもそも、全キャラ中どのルート辿っても本人のルート辿っても、
中盤まではとにかくもう、協調性の欠片も無いんですよ。
いつ盗んだバイクで走り出してもおかしくない言動です。
他のキャラみたく個性と個性がぶつかり合って不協和音、ってのじゃなくて、
ガラスのハートを自分で守るのに精一杯で、触れる者皆傷つけずにはいられない、
そんな感じ。どんな歌謡曲だ。
とにかく主人公が心配しても、ディオが窘めても、亮一さんが諭しても、
「お前には関係ない」の一点張り+ミッション中に単独行動の嵐。
だったらもうチーム辞めて田舎帰れよ!と、
他ルートプレイ中はかなりイラッとしてたんですが(こら)、
まあ勿論事情がありましたともよ。
しかも全キャラ中最も重い事情でやんの……
お、重ーーーーーーーーーー!!
そこまでしなくてもシナリオ的には成り立ったんじゃないのか?
とドキドキしてしまう程重かったです。

主人公的には自分を昔助けてくれた幼馴染が持つ暗い雰囲気に、
今度は自分が何かをしてあげたい、と必死で取り縋るんですが、
幼馴染は残念ながら厨二なので、
「危ない目に遭わせたくないから自分には近付くな」と言う代わりに
突然キスしたり突然犯したり雨の中傘も刺さずに歩いてみたり
とやりたい放題です。
いや、やっぱりどんな事情があるにせよ自分を心配してる幼馴染(男)
をいきなり裸にひんむいてち●こ挿入するのはなんかの病気だろ!!
しっかりしてくれよもう!!(笑)
あんまりやってると逆に構ってちゃんに見えちゃうしな。

かと思うとイベントが進むにつれ胸の内を主人公に明かせてすっきりしたのか、
段々臆面も無く明日叶は俺の嫁発言をし始め堂々と愛の言葉を放ちまくるとか言う、
極端から極端へマッハで走り抜けてました。
せ、性格の問題なんだろうか……
中盤のイベントが転機なのは間違いないんですが、
問題が重い割には案外アッサリ明日叶の言うこと聞くようになりましたね。
あと過去エピソードも回想シーンとしてあちこちに出るんですが、
お互いの絆の深さの割には、こう言っては何ですが底が浅い……ような。
主人公→慧のエピソードはまだしも、
慧がそこまで明日叶に心酔と言って良い程の思慕を寄せるには、
あの出来事だけではパンチが弱い印象を受けました。
同時に、慧が最後敵か明日叶を選ばなくてはならない場面で、
余りにもアッサリ過去を割り切ってしまったような印象も受けました。
そこまでちゃんと明日叶への気持ちを自覚してたなら、
(そこまでしっかり自分の気持ちと向き合うことが出来るなら)
再会時点からもう少しどうにか折り合いの付け方があったんでないかなーとか。
エロシーンとか見ててもよくもまあお前、臆面も無く……と思っちゃうもんな(爆)

ただまあ、イベントシーンだけは第一線担当なので終始充実してました。
ハードボイルド的な意味で。
やっぱりスパイアクション(?)てからには一度位銃を構えて敵と一騎打ち!てのが無いとね。
見せ場のメリハりとしては良く出来てるルートだと思います。
一部ルート制限有。
■クラウディオ・T・ロッティルート■
智久ルートです。(和名)
元マフィアの父親を持っててパレルモ出身ってんだからガチで間違いない。
ラキドグと言い2009年は何故かイタリアンマフィアがブームですね。
プレイヤーとしてはイタ語のスラングばかり詳しくなってって嫌な感じです(笑)
もっと観光に使えそうな言葉も喋って欲しい(どんなゲームだ)
あーしかしこのテのキャラ相手にまんまと楽しんでしまうと、
マイノリティ主義としては非常に悔しいんですが(捻くれ者なので)
とにかくもう色男キャラ過ぎてたまりません。
BLってよりは乙女ゲ好きするキャラかもしれません。

話術には長けてる者ものの、本人としては徹底した達観主義者。
主人公の幼馴染のことを
「厨二病過ぎて見てて恥ずかしい」とかバッサリやってくれた時は痛快の一言でした
(勿論そんな言い方はしてませんが)
チームのサブリーダーを担っているだけあって、
見てない振りして実は結構色んな人のことを見ています。
思えば他のキャラ狙ってる時のルートでも、
彼だけは結構こまめに主人公の面倒見に来てくれてるんですよね。
そうか、こういう伏線だったのか……上手いなあ。

とにかくがむしゃらに自己研磨を目指す主人公を時には翻弄し、
時には諭し、かと思うと無邪気に甘えてみたり、と言ったまさに舌先三寸、
と言ったキャラなのですが、言葉の持つリスクもリターンも重々承知しているだけに
、実は誰よりも「言葉」と言うものに対して真摯であろうとしているのは彼なんですよね。
つまり、吐いた「嘘」は最後まで嘘として決してボロを出さない、と言う点で。
その本音と建前を読み切れずに主人公は歯がゆく思う訳ですが、
そうそうこれだけ広い視野を持ち合わせた人間も居ないと思うので、
コレは主人公の経験不足だけを言えないだろうな、と。
主人公と同い年設定にしては余りにも物事の捉え方がオトナ過ぎる気もしました。

種明かし要素としては主人公よりも攻略キャラに重きを置かれたルート。
決着の仕方としては申し分ありませんが、遺跡の謎とかは解けません。
どちらかと言うとクライマックスまでの過程が最大の見所ですね。
種明かしの後も他のメンバーに盛大にカミングアウトしてるし
おおっぴらにイチョイチョしてるし、
周りがどうってよりも本人達がまずやりたい放題です。
ええい端から見てればお前ら既に大分前から単なるバカップルじゃい

そしてまた贔屓なのか何なのか良いスチルも多いんだこのルート!(笑)
殆どハズレないんじゃね?明日叶可愛いなちくしょー
婚前交渉(婚前て)があるのもここです。
他のキャラは大体一件落着するまで挿入が無いので(爆笑)
ラテン系はこれだからな……!
主人公も強気で背伸びして同じ目線に立とうとしてて、とても可愛いです。
ただ流されるのではなく、食われてなるものか!
と敢えてオオカミの口元に頭を突っ込みに行ってるのが良い。

あとEDにハズレが無いのもズルイ!
3つあって、3つとも解りやすい全くのBADというものはなく、
それも完成度が非常に高いです。
特に(ネタバレ反転)記憶抹消EDはヘタすりゃHAPPYよりもいい出来なんじゃないのか!?
HAPPYなんて単にエロ盛りだったもんな(爆)
あの刹那系は反則だと思う。一度釣り上がった智久の唇が、
暗転寸前にまた悲しげに口角を落とす演出とか最高じゃね!?神がかってね!?
今まで色々な嘘を吐き続けてきた結末が、最愛の人を幸せにする為に吐く嘘とかもうね
三角関係(ノーマル)EDも明日叶が無邪気なお子様で非常に宜しい。
二人の男を無意識に手玉に取ってる明日叶ちん……恐ろしい子!!(白目)

とにかくどっちに転んでも美味しく頂ける非常にずるいルートです。
まさに詐欺師の手腕にしてやられた感。
智久最高です(智久言うな)
■二階堂 亮一ルート■
個性に溢れ過ぎてる余り協調性の欠片もないメンツの中で
(学ヘヴのメンツよりひでえ)、
一番最初に主人公に優しくしてくれるのが、
緑色の蘊蓄眼鏡こと亮一さんです(爆)
転入生であるところの主人公のこまめに面倒も見てあげたり、
暴走しがちのメンバーの統制を取ったり、
まるで保育士のようなみんなのお父さんポジションなキャラ。
とにかく主人公からしてしょっちゅうこのリーダーのことを
おとんと間違えたりするもんだから(失礼だよ!笑)
苦労性っぽい見た目(?)も相俟ってやたら老けて見えます。
まあ実際も色んな人に振り回されたり密かに苦悩を抱えてたりするズバリ苦労性なんですが。

チームの司令塔故に前線に出ることは殆ど無く、
専ら縁の下で采配を振るうポジションの為、
このルートに入ると自ずと主人公も後衛に回る形になります。
派手な銃撃戦やアクションシーンイベントは起こらない代わりに、
どこかマターリ癒し系のような雰囲気が味わえます。

フラグが立って以降は主人公が割と積極的に好き好きアピールをしてて可愛い。
徐々に二人が心を通わせていく過程は丁寧に描かれてていいと思うんですが、
如何せんリーダーがちょい父性に溢れ過ぎてて(笑)及び腰のきらいもある。
まあでも歴史の話は面白いし、堅実だし落ち着いてるし、
嫁にするには一番良いタイプだと思います(嫁?)
■桐生 崇征ルート■
このゲームでBLデビューとかするんなら良いキャラだと思うんですが、
「お前の身体は快楽に正直だな」
「ああっ……どうして?嫌なのに離れられない……!」
の鉄板シナリオが食傷気味の自分にとっては、正直化け損ねた印象。
得てしてこのテのキャラは、
「お前の身体が淫乱だから」と言う乱暴な理由で片付けちゃって、
「何故主人公が好きなのか」と言う理由を突き詰めてないのがネックなんですよね。
鬼畜キャラ全てが悪いと言ってる訳ではないのですが。

そんでまたこのテのキャラを相手取った時の主人公がチョロすぎる。
これで全身全霊で抗って見せればまたそれも魅力として映るんですが、
抵抗したらBADなんですよこのルート。
ち●こいじれって言われたら言うとおりち●こいじらねーとフラグ立たないの。
(ち●こだけに爆)(連呼すんな)
いやーだっていきなり人気の無い教室に連れ込まれて目隠しされて(お約束)、
ち●こいじれって言われていじって、
いじったらお前は淫乱認定→俺って淫乱なのかな……(ドキドキ)
って超展開だろ。
フツーに考えて超展開だろ。
見慣れ過ぎちゃってあんま違和感も湧かないけど超展開なんですよ。
そこがねー……もう、ホント。正直飽きてしまった。
汚れた大人の感想で申し訳ありませんが、そんな感じです。

そんな訳で、ディオルートでの反骨精神はどこいったの、
と言った具合にメロメロにされてく明日叶ちんが、
ただひたすら盲目的に桐生さんを求めるようになる、そんなルートです。
遺跡も主人公の能力もチームワークもそっちのけです。
大体にして桐生の存在自体がチート(中盤で明かされます)なので、
クライマックスのシーンも、謎解きです!とかハードボイルドです!
とか言うことも無く、
桐生のスーツ姿が死ぬほど色っぽいという見せ場しかありません(爆)
いや、こんだけボロクソ言ってるんですが、
スーツ姿の桐生はエロイよね。
アレを一回見てしまうと学生服が逆にコスプレに見えていかんよ(禁句)

あと特筆すべきは乳首責めね。
もうエロシーンでまず何が起こるかっつーと、
桐生さんが明日叶の乳首をマウスの代わりにダブルクリックですよ(だれうま)
とにかく第一に乳首。他はまず一通り乳首を責め倒した後です。
エロシーン来た!って思うと必ず乳首から始まるので、
そこを意識してシナリオ読むとすげー楽しいです(こら)
乳首は乳首でも明日叶の乳首だけすげー好みの乳首してて、
触りたくなってしょーがないのかなーと考えると可愛い。
(どんな趣味だ)
■中川 眞鳥ルート■
ピッキングだけじゃなく鍼やマッサージ、
はたまた人の心を解錠させちゃう天才なんだそうです。
お前の心アンロックですね(しゅ●キャラ)

前衛部隊の一人なので、中盤までは結構真面目に(?)スパイ活動とかする訳ですが
、後半からはスパイシーンの代わりにセクハラシーンが大半を占めるようになります。
何でも、主人公の心の扉をアンロック(それはもうええ)させる為には、
快楽に素直に従うことから始まるんだとか。
え、ええー…………
何度観返しても心が御開帳する前にち●こが御開帳してますけど(下品)
でも何度も繰り返してくうちに、主人公も「脱ぎなさい」と言われたら
速やかにズボンとぱんちゅだけ脱ぐ良い子に育っていきます。
これが……調教………ッ!(開眼)

キャラとしては終盤までずっと謎めいていて、
ホントに主人公がいじましいまでの努力(主に下半身方面での)
を重ねてやっと垣間見ることが出来るようになるんですが、
終盤での種明かしには驚かされました。そう来たか!
一瞬オカルト担当なのかと思いましたが、微妙に違うカンジでした。
でもクライマックスシーンは不覚にも感動した。
届かない言葉を諦めずに何度でも必死でぶつける主人公には心打たれたよ……
そら眞鳥さんからすればやってられっかよ、と言いたくなるようなオチなのですが、
演出がまた心憎いんだ!
価値観の違う相手の強固な決意を目の当たりにした時、
臆せずぶつかっていけるのはやっぱり強さだよなー。
あ、これが調教結果なのか(台無し)

惜しむらくはそんな主人公にほだされる形で最終的に落ち着いた眞鳥さんが、
「あんたのものになりますよ」と忠誠を誓ってくれるのに
(あそこにむしろスチルが欲しかった)、
主人公が受だったことかな………(爆)いや解ってたけどね。
でもあのエロシーン途中までどんでん返し可能じゃなかったか?
何故そこで押し倒さなんだ……明日叶ちん……
きっとあの生まれ変わったニュー眞鳥(ホテルの名前みたいに呼ぶな)なら、
主人公が頼めば下も厭わなかったと思うんだ!
そこだけ物足りなかったです。
■楠本 興ルート■
担当は贋作ってことで、二次元でも三次元でも、
一度見たものを数値的情報として記憶し、手づから再現する能力を持ってる、
……という触れ込みなんですがー。
うーううううーーーーん言ってしまって良いのかアレなんですが、
ちょっとこの子は何つーか……先天的なアレを感じますよね。
ええ、あの……こう……病っぽいというか。
明日叶の能力が割と謎のまま「気が付いたらそこに在った」と言う大義名分があるので、
興ちゃんの能力もそれなんですよ、と言ってしまえばそうだと思うんですが、
他の攻略キャラがプラスアルファとしてのマニュスピカ能力を持っているのに対し、
興ちゃんだけは「色彩を数値としか把握出来ない」という、
”ハンデ”の代わりに卓越した模倣能力を得てる、
つまり彼の身体能力としての取捨選択が存在しているような気がするんですが、
まあ考え過ぎですよね!
ちょっと言動がアーティスティックなだけですよね!
考えてみれば確か学ヘヴの岩瀬さんとかも突如カンバス火にくべたりしてたもんね!(笑)

そんな訳で本編中も割とエキセントリックな言動が目立つキャラなので、
主人公が専ら彼を宥め、手を取り、彼の目線で物事を考えるような、
まるでカウンセラーのような態度で接してます。
その献身的な態度は、愛情てーよりは庇護欲??と思わなくもないんですが、
お互いが「特別」としての苦悩を分かち合うまでの歩み寄りが
「絵画」と言うアイテムに集約されてとても解りやすく丁寧に描かれていて、
非常に良かったと思います。

クライマックスシーンは主人公の能力と同時に興ちゃんの能力も同列で扱われる、
珍しい種明かしパターン。
過去の遺跡もマフィアの件もあんまり深くツッコミはありません。
んでエロイシーンがなー!
今まで明日叶に教わるばっかりだったくせに、
えっちなことだけは率先してやってますよ興ちゃん!(笑)
ちょっとー何でそこカタコトでやってくんないかなー
主人公に「あすかーどうして俺、お●ん●んが堅くなってるの?」
って無邪気な顔して聞いて、羞恥に耐えられなくなった主人公が
「今から俺が教えてあげますから!!」って上に乗ってあげる展開を期待してたのに……
(この場合主人公は受でおk)
ひどい妄想でサーセン

まあそんな訳で専ら主人公よりも攻略キャラに謎の多いルートでした
ヒロも興ちゃんの相棒として良い味出してましたよ
あと個人的にはEXTRAのメンバーズファイル(攻略しないと全部開かない)
の好きな色が「わすれな草の青」って出た時は泣いた。
おおおお……何と言うピュアッ子!!
■上里 ヒロルート■
割と見た目通りのギャルっちいキャラで、
主人公が振り回されて終わっちゃう展開なのかなーと想像してたんですが、
なかなかどうしてしっかり地に足の着いたルートでした。
と言うか先に結論を言ってしまうと、
根本的にヒロと主人公って似た者同士なんですな。
真面目で頑固で一途っていう。
ただヒロの場合はそれを前面に出すことにためらいが無くて、
主人公はそれをついためらってしまうという、そこの違いが絶妙に描かれています。

確かに中盤まではかなりヒロに振り回されてる感があるんですが、
それはもうヒロが主人公に対して恋愛の駆け引きに言動が移行している為。
他のキャラみたく自覚までの過程を二人で同時に踏んでいくのではなく、
先にヒロが自覚し、主人公を巧みに誘導(笑)していく流れになっています。
主人公は言うなればそれにまんまとハマってしまう訳ですが、
臆することなく自分の気持ちを口に出せるようになった姿は、
なかなか男前だったんでないかと。

クライマックスシーンは、
ミッションとは全く別のところに個人的な目的があるパターンです。
今回は後者がメインで、前者の遺跡云々の部分はオマケ要素が強かったかも。
ブローチのエピソードはちっちゃなヒロが心に受けた傷を考えると泣ける。
それだけに敵対相手の鼻をまんまと明かしてやったシーンは、
少々のご都合主義には目を瞑っても許せる位痛快でした。
主人公の能力も生きてたと思います。

終盤ではかなり主人公もはっきりモノを言う子になってるので、
エロシーンは主人公攻でも良かったんじゃないかな?(諦めない)
主人公に攻められるならヒロも笑って許してくれる気がするんだけどなー
必死な明日叶ちん可愛い!とか言ってくれるよきっと
あと最後の変装シーンはどうせだから二人揃ってひらひらしてるスチルが欲しかったなー
ノーマルEDの押せ押せヒロも面白いです。
■土屋 太陽ルート■
ツルーアイズツルーアイズて俺は鳥類じゃねんだよ!!
……と、面白くもないツッコミを入れたくなるのがこのルート。
お馬鹿わんこルートです。

最初ビジュアルだけ見る限りだと、
ヒロとキャラ被ってんじゃないのかと思ってたんですが(怒られるなヒロに)、
被ってんのはカラーリングだけでしたね。
いやー疲れる。(笑)
こいつと付き合うの疲れるわあー
いや個人的には本来馬鹿キャラ大好きで、
個性に富んだキャラクターが攻略出来る時は、
まずもって白痴キャラ本命で間違いないハズなんですけど、
なーんか今回はやったらしんどかったんですよねー。
中の人の演技が耳に優しくないからかもしれません。
とにかくもう叫ぶ。わめく。台詞のボリュームがいちいちデカイ。
あと太陽がボケた時に(本人は素ですが)
ちゃんとツッコミを入れてくれる親切なキャラがヒロしか居ないので
(他のキャラは基本スルー体制)、ボケに対して凄く消化不良の体なんですよ(笑)
うおお気持ち悪いきちんと突っ込んでやらないと気持ち悪いいいい
性的な意味じゃなくてええ(要らんフォロー)
そんな自分の関西気質(?)が邪魔をして凄く気が散るルートでした。

キャラそのものは見た目そのまんま良く懐く大型犬キャラで、
暴走、迷走、逃走癖アリ。
でも持ち前の明るさでもって主人公を励ましてくれます。
ここでもうちょっと馬鹿犬なりに、
主人公をぐいぐい引っ張ってってくれれば高評価だったんですが、
どっちかっつーとターッて走ってっては振りかえって主人の機嫌を伺う、
みたいな受動型番犬みたいなところがあるので、
終盤まで主人公とあんまり噛み合ってない印象を受けましたね。
馬鹿は主人公を有無を言わせぬところまで翻弄してナンボだと思ってるので、
個人的にはちょっと物足りなかったです。

主人公も、馬鹿犬と息を合わせるって言うよりは
「馬鹿は凄いなー」と感心するだけなので(そんなひどいことは言ってませんが笑)
もう少し連携を取って欲しかったな……特にクライマックスシーン。
遺跡の真相よりも胡散臭い宝石商よりも、
主人公のおとんが深く関わって来るのがこのルートです。
太陽とのおとんとのエピソードも相俟って良い味出しております。
おとんいいよおとん。ムキムキだしな……もっと出てくればいいのになおとん。

あと犬なので、えっちいシーンが全て野外という恐ろしいアウトドアプレイヤーだったりもします。
お前……冒険者だな……
たまには明日叶ちんを屋内で抱いてあげて下さい(爆)


それから、慧ルートからのみ、
番外編のような他カップリルートへの派生が隠しで入ってます。
ネタバレ反転→理事長×明日叶(性的関係有)
これがまあ騙し討ちのような(実際騙し討ちですが)カップリングでですね、
他のルートをプレイしてから見ると尚更「まさか!?」と思ってしまうようなEDなのですが、
個人的にはこう言う選択肢がひょっこり潜んでるのは非常に面白かったです。
ある意味HAPPYっちゃHAPPYだしな……

その他どこにも属さないノーマルEDを1本埋めるとコンプ達成です。
何もなかったことにされちゃうのがやっぱり一番寂しい終わり方ですね。


選択肢はそんなに難しいものは出て来ませんが、
コンプ達成には結構骨が折れるボリュームです。

2009/12/17 記